Lunatical life in broad daylight
へにょ~~~…… リ ツ 。ヮ ツ。
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晴れの日は嫌い…
 マンションの最上階が温室になるから。かといって、雨乞いは雨季の直前に行う「季節を迎える儀礼」ですので、今となってしまっては実行する意味も無いのが困り者です(意図的に天変地異を引き起こす東洋的雨乞いは私の主義じゃないので…)。

 2箇月近く続いてきた哲学の勉強も、差しあたっては残り1.5冊を残すのみとなりましたが、味付けが時々変わっていても中身は比較社会学と認識論と時間・空間論のローテーションなので、さすがにもう食傷気味。

 意識を拡散させるボーカル付きの音は普段ほとんど流さないのですが、ハイデッカーの入門的論文を読みながら、景気づけに「ハレ晴レユカイ」をパワープレイ(谷川流の世界って、何の前触れも注釈も抜きでラカンの名とかアシュアリー派もどきの時間意識がぶちまけられるような、ある種の無神経さが素敵です。)

 遊びたいのはやまやまですが、エネ管の特別講習と本の返却期限が間近に迫っているので、もうしばらくは追い込みの日々が続きそうです。


#キルケゴールの文でも引用してみようと思ったけれど、他のブログで表に出ていたので中止。代わりに昨日見た夢の話(正直、面白くないので「田村ゆかりがマツケンサンバを熱唱している夢」みたいなのを期待している人は、ここで回れ右することを推奨)

 猫がいた。白と赤と黒のブチの、ニシキゴイみたいな柄である辺り、既に珍種の域に入っている。いつのころからか学生会館に姿を見せるようになり、いまではこの廃墟の如き城において、さながら王のごとく君臨している。その背丈も、同じサイズの招き猫を買おうとしたら5000円の投資が必要になるくらいに成長している(無論、こいつは御利益なんてのもは欠片もなく、いくら投資しても肉に変換されるだけなのだが)。

 俺は、ある時実験してみたくなった。自転車のサドルに猫を乗せて、ゆるく助走をつけた状態で下り坂に向かって押し出した。はたして何メートル移動できるか、猫のバランス感覚をこの目で見てみたくなったのだ。自転車が転倒しても、猫は軽く飛び降りるだろうから、怪我なんてしないだろう。

 しかし、猫が乗った自転車は5m走っても10m走っても転倒しなかった。それどころか、重力加速度でますます速度をはやめて視界から消えようとしている。俺は、手近な部屋にいた旧友を引っつかまえて、2人で走って追いかけたが、自転車には追いつけない。しかも、この猫。通行人を紙一重でかわしながら、何処に持っていたのか、携帯まで操作している。坂は一本道なのだが、ますます速度を増した自転車はラストの急カーブに入り、俺達は自転車を見失った。

 まもなく、坂を下りきった辺りで、盛大な音がした。どうやら、転倒したらしい。
しばらくして俺達がたどり着くと、茶色の革ジャケを着た見知らぬ男が、一部だけ残っている旧校舎の壁にだらしなく背を預け、両足を伸ばして座っていた。

「ここに、自転車に乗りながら携帯を操作する、ブチの猫が来なかったか?」
 こんな言葉を平気で他人に吐いた辺り、いかに自分が錯乱していたかが伺える。
「ぁぁ、そいつなら無傷だよ。総長があらかじめ手を打っといたらしいからな。」
 どうやら、総長のお気に入りだったらしい。もしも大怪我をさせていたらなどと思うと、今更だがぞっとする(いや、まさか自転車をあの状態になるまで乗りこなすとは、夢にも思ってはいなかったが)。
「そんな異性物にかまけている暇があったら、教育を充実させるべきじゃないのか?」
「今、総長は学生の定員を減らす間引きに忙しいの。1人当たりにかけることができる予算を増やす。まずはそこからじゃん」

 俺達は申し訳ない気持ちになった。自転車の上の猫が恐怖でちょっと震えていたことに気づいていたから。猫は水飲み場の端にこそっと隠れていた。別に逃げたりはしなかった。それから、俺と旧友は染みのついた猫の褌を洗って結びなおしてやった。
(完)




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