Lunatical life in broad daylight
へにょ~~~…… リ ツ 。ヮ ツ。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
外では洋食、家では和色
 小説が書いてあるページの紙面は白黒の2色だけですが、色を表現する語彙は非常に多いです。その場その場で最適な色を考える際には、和色大辞典や色彩の本などをひっくり返しながら、その色に持たせる意味や性格、映像として考えた際のイメージ、TPOなどを考慮して勘案しなければいけません。

 今回は、世界観をサポートする意味でカタカナ語は極力減らしたいので、色彩に関しても和色(伝統色)の表現を多用しています。しかし、長い染色の歴史に裏打ちされているだけあって、表現の選択肢は非常に多いです。緑色というカテゴリの中でも若菜色、萌葱色、草色、苔色、苗色、……と細分化されていますので、選考ではウィンドウを何枚も開いてくらべっこするのがお約束。

 それでも表現できる色が無いと思ったら、自分で勝手に色名を作ることになります(多用は禁物ですが)。
※ちなみに、化学屋さんをやっていた頃は物質や溶液の色を記録に残すために、その場で適当に「橙褐色」とかいう意味不明な語彙をノートに書き留めたりしていました。

 とはいえ、和色は言葉の意味が通じる分だけ日本語の文章では与えられる情報(イメージ量)が段違いに多くなるメリットがあります(日本人相手に「バーミリオン」と言ったところで、「水銀から作った紅い顔料のイメージ」が即座に湧いてくるとは限りません)。

※もっとも、色名だけでは表現として弱いので、ごてごてとしない程度に前置修飾を別に施す必要があります(単に、「萌葱色」とだけ書いているようでは、イメージ的にもベタ塗りのペンキと変わりません。そこで、「瑞々しい萌黄織の生地が、朝露のような光に濡れそぼっている」という風に仕上げ加工をしてあげることによって、表現に深みを持たせます)

 日常生活でほとんど使わないような色名は意図的に避けていますけれど、文字だけという縛りの中でいかに視覚を演出するか。そこが難しくもあり、面白いところでもあります。





コメント
▼この記事へのコメント<(あれば表示)

■ コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

▼この記事へのトラックバック(あれば表示)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。